第3回

公益財団法人イオンワンパーセントクラブ

中学生食の作文コンクール

食育ツアー

公益財団法人イオンワンパーセントクラブでは、毎年作文コンクール金賞受賞者を、各都道府県の食文化を体験できる食育ツアーにご招待しております。

2018年度

愛知の食文化を体験する
食育ツアー

日間賀島(ひまかじま)に1泊してタコの干物づくりにトライ!

愛知県西部の知多半島とその周辺エリアでは、豆味噌(八丁味噌)、たまり、みりん、酢など日本を代表する調味料が長年にわたって育まれてきました。世界遺産となった和食に欠かせないこうした伝統調味料の生産地を訪ね、参加者は郷土食を守り続ける人々と触れ合いました。

タコの干物づくり体験

三河湾に浮かぶ離島の日間賀島は「タコの島」として知られています。「タコ飯」発祥のこの島で、タコの干物づくり体験や、タコ漁の歴史・食文化を学びました。

ミツカンミュージアム訪問

半田市にあるミツカンミュージアムで、酢づくりの歴史やものづくりのこだわりを学びました。見学のあとは伝統製法の「酢」をつかったお寿司を味わいました。

三河みりん見学

碧南市では、本格みりんを作り続ける蔵元を見学し、みりんがどのように出来るかを学びました。みりんが「もち米」からできていることを知り、実は昔、甘口の高級酒として親しまれていたことなど学びました。

豆味噌・たまり見学

知多半島中央部の武富町には、たまり醤油の蔵元が集中しています。味噌・醤油の様々な種類について学び、味噌と醤油の作り方の違いについても説明を受けました。

クッキング

最後は、ツアーで見てきた素材や調味料を活かして、タコ飯や味噌玉(即席味噌汁)などの料理を作りました。作る楽しみ、みんなで食べる喜びを味わいました。

2017年度

ちばの郷土料理体験と
料理の神様に出逢う
食育ツアー

黒潮と親潮がぶつかる太平洋に突き出た房総半島に位置する千葉県には、風土が育てた数多くの郷土料理があります。
「あなごの鉄砲煮」「豆茶の子」「ずいき飯」「いもこうせん」「せいがく性学もち」「のっぺい」「からなます」……、名前からだけではどんなものかよくわかりませんが、それぞれに家族や故郷の暮らしの中で一品一品異なる由来や味が込められています。そんな郷土料理づくりの体験と、日本料理の伝統が今に伝わる珍しい「庖丁式」を、食育ツアーに参加者は満喫しました。

郷土料理「太巻き寿司」づくり

切り口が桃やバラの花、アゲハチョウなどの文様を描く太巻き寿司づくりにチャレンジ。紅梅かんぴょう、桜でんぶ、薄焼き卵やほうれん草、のりなどをていねいに重ねて巻いて作ります。カラフルな色使いや多彩な文様が並ぶ太巻き祭り寿司は、冠婚葬祭など地域の行事食として伝わってきた千葉の恵みたっぷりの郷土料理を楽しみました。

チッコカタメターノ

風変わりな名前の「チッコカタメターノ」は、牛乳に酢を入れて、加熱、蒸す、湯煎するなど、さまざまな作り方で200を超える料理があります。チッコカタメターノの食文化が伝わる南房総市―鴨川市にまたがる「嶺岡牧」は、八代将軍・徳川吉宗がここで近代酪農を始めたといわれ、「日本酪農発祥之地」の記念碑が建っています。

提げ重

南房総では集落の寄り合いなどの時に、手提げ付きの重箱(=提げ重)に各家庭で作った自慢の料理を詰めて持ち寄り、皆で楽しく食べる風習があります。中に入るメニューは、くじらのコロッケ、からなます、つみれ汁、ろくすけ餅など。南房総市の古民家ろくすけでいただきました。

日本料理の伝統を伝える「庖丁式」

南房総市千倉町に建つ「たかべ高家神社」は、日本で唯一、日本料理の神様を祀る神社として知られています。ここで毎年5月17日、10月17日、11月23日に一般公開される「庖丁式」は、左手に「真魚箸」、右手に「式庖丁」を持って、鯉や真鯛、真魚鰹など食材に一切手を触れることなくさばく厳粛な儀式です。生き物の殺生への供養や感謝の心がこめられており、日本料理の精神を伝えているともいわれます。今回は、中学生作文コンクール金賞受賞者の訪問に合わせて、特別に披露していただきました。