公益財団法人イオンワンパーセントクラブ

第6回 中学生食の作文コンクール

作品のヒント朝食に関する
知識を深めよう!

今回の作文のテーマは「朝食」。
このページでは今現在の中学生の朝食の現状について紹介します。
みんなもこれを読んで、自分の食生活について考えてみましょう。

食育って何?

「食育」とは様々な経験を通じて、「食」に関する知識と、バランスの良い「食」を選択する力を身につけ、健全な食生活を実践できる力を育むことです。食べることは生涯にわたって続く基本的な営みですから、子供はもちろん大人になってからも「食育」は重要です。

中学生の朝食についての現状

子供の朝食欠食率の推移

あなたは朝食を毎日とっていますか?

文部科学省の調査によると、朝食を毎日食べる中学生は79.7%、5人のうち4人が毎日食べているという結果でした。
ちなみに小学生は84.8%にものぼります。

朝食を毎日食べる小・中学生の割合

朝食を食べない中学生の割合が増えています

朝食を食べない中学生(「全く食べていない」と「あまり食べていない」の合計の割合が、5年前の62から昨年度2018年度は80へと、ここ数年増加傾向にあります。
小学生も昨年度は55で、中学生同様増加しています。

過去の調査によると、朝食を食べない理由は、中学生、小学生とも「食べる時間がない」「食欲がない」の順に多く、それぞれ約4割にのぼりました。

毎日、同じくらいの時刻に寝ていない子供の割合の推移

睡眠も大事

毎日同じくらいの時刻に寝ていない中学生、小学生の割合も、ここ数年増える傾向にあり、このような子供ほど朝食欠食率が高い傾向にあります。

子供たちが健やかに成長していくためには、
適切な運動
調和のとれた食事
十分な休養・睡眠
が大切です。

しかし、最近の子供たちをみると、「よく体を動かし、よく食べ、よく眠る」という成長期の子供にとって当たり前で必要不可欠である基本的な生活習慣に乱れがみられます。今日の子供の基本的な生活習慣の乱れは、学習意欲や体力、気力の低下の要因の一つとして指摘されています。

また、とくに毎日朝食を食べる子供ほど、学力調査の平均正答率が高い傾向にあります。さらに「全国体力・運動能力・運動習慣等調査」によると、毎日朝食を食べる子供は体力合計点も高い傾向となっています。

平成30年度
食育白書(農林水産省)より抜粋